変わったこけし１３

ジオラマ系こけしは大好きだ。
海や湖や山や谷。崖や滝や川。
手の平サイズの箱庭。手の中の風景。お持ち帰り観光地。
ちょうどいい風景をコンパクトにまとめた、これらジオラマこけしたちは、
立体版絵葉書の役目を果たしていたのでしょう。
日本の素晴らしい景観をすべて集めて、
でかい日本地図にひとつひとつ置いてったら、
お部屋にリトル・ジャパンができるではないか！
と夢みて、コツコツ集めているお方がいても、
不思議ではない。と思いたい。。

東京タワーや鳥居や鉄橋や灯台。
人工物があるとなおさらなぜか燃えてしまう。

手前の紳士は両手に華ならぬ、両手に望遠鏡こけし。
首のところにビニールひもがあるんで、なんだろ？と思ったら・・。

首のところと脚のところの、両方にレンズがはまってて、
のぞいてみたら望遠鏡でした。
こけしのアタマは、取り外しができるレンズキャップ。
観光地でのパノラマや、劇場観戦や、スポーツ観戦など、
遊び的には、十分に用が足せる望遠鏡内蔵の便利こけしでした。。

＜見る＞で有名、逆さ富士は、またの下からのぞくが礼儀。
見ているつもりが、見られてた。なんてことは、
よくありますね。。

国道そしてパーキング。足元にたたずむみかんちゃんたち。
スモッグあびて顔はほこりだらけちゃんたち。
ドライブインにでも売っていたのでしょうか？
安全マークのだっこちゃんたちは、よりアクティブに標識につかまっています。
もはやお駕籠も、渋滞の模様・・・。
車時代到来！のころのこけしかもしれませぬ。。

黒＆白のペアペアこけし。キューピーちゃんこけし。
状態はいまひとつなのですが、とんでも可愛いー。
おなかに手の平がふたつ、濃い色の同系色で描かれていて、
もみじの手の平状態。
こんなポーズで小首でも傾げられたら！
もー。。ちょっとメロメロ入ります！！

わたしたちは身長６ｃｍです。
２人で１つの仲良しＱＰです。
よろちくね！

次郎長・石松こけしは、夜半に温泉街に着き、さてどこぞの風呂にすべーか、と、
迷っています。。

温泉玉子風呂もよし、
さざえ風呂もよし、
キレイなお姉さんにも、片目を奪われますし、
漫画のようなお嬢さんの呼び込みにも、心はひかれます。
なんか大浴場のような、近代的なお風呂も、ゆったりできそうです。。

まるで豆腐のような四角いお風呂で、
湯豆腐などつまみながら、
旅の疲れを落とす。。

じろちゃん＆いしちゃんは、そー決めました。おしまい。

夏といえば、すいか。冷やしたスイカ。
緑の球体にゲジゲジ型の黒の帯。
割ってみれば、はっとする赤い果肉に、黒い点々の種。

なんともハッキリとした色彩の果物ではないか。。

なんともＰＯＰな果物ではないか。。

して、この松かさボディで、釣り下がったすいかペア（かぶりもの系）は、
何ぞや・・。。

６０年代、西部劇のＴＶ映画の流行で、カウボーイ、保安官、ガンマン、ぎったんばったんの扉
（正式名不明）の酒場、そして、インデアンが日本に伝えられたのであった。

憧れに包まれて、多くの間違い・勘違い・追従が生まれ、その後の日本に、
場違いな＜西部感覚＞が一部に根っこをおろし、みかけウエスターンな人は今でも時々見かける。。

インデアンはいつも悪者として登場し、頭の皮をはぐ残虐な人々として捉えられ
ただただ恐れられていた昭和の３０年代でした。（子供時代）

その後（ソルジャーブルー）という映画で、
インデアンはネイティブ・アメリカンで、アメリカ大陸の先住民族であり、
征服された被害者なのだ、という考え方は、
１８０度の考え方の転換で、驚かされましたし、
自分もそっち派にそくなってしまいました。（高校時代）

だがしかし今、自分の頭の中には、、
スー族、コマンチ、ジェロニモ、トント（ローンレンジャーのお供の役名）、
ランニングベアー、インディアンジュエリー。。。・・・。
そんな単語しか残されていません。。・・・問題ある。・・・プチ。。（いま）