レアなシングル盤 ５
ＤＯＯＷＯＰの鉱山にたどり着いたのはいつくらいだろうか？
かぶと虫の採集から始まった中学生は、
２０過ぎくらいの頃から、同時代のイキモノには興味を失い、
さかのぼり、リバプールの沼、モータウンの川、と
さまよい続け、リズム＆ブルースの里にたどりついたのは、
３０くらいの時であった。
そこから１歩のところに、ＤＯＯＷＯＰの山はそびえていたが、
その前には、ティーンポップの森をぬけなければならないのであった。
ティーンポップの森・日本編も同時にさまよって、、
つきぬけたその先にＤＯＯＷＯＰの鉱山が、たくさんの金脈を、
その固い岩に隠し持ちながら、オレを待っていたのだった。
データなしカンのみで突き進み・・
数多くの金脈と、数多くの枯れた沢に出て、
数多くの喜びと数多くの悲しみと・・
いつしか年月は過ぎて、手元に残った、俺の収穫。
美しいフィフティーズ・アメリカを感じるも良し。
ブラック・メンにグループのあり方の根源をみるも良し。
