東京タワー２

東京タワーを思うと・・・なぜか自分・・映画の＜鬼畜＞を思い出してしまいます。そんな～・・・。１９７７年につくられた松本清張原作・野村芳太郎監督の<鬼畜＞。緒形拳の幼い隠し子３人を、妻の岩下志麻が次々にいびり殺してゆく、いや夫で実の子供達の親の緒形拳に処分させてゆく、悲惨な映画なのですが、真ん中の女の子を、すててこい！とかいう感じで命令され、緒形拳が捨て子にしてしまう現場が、東京タワーの第一展望台なんですよ。あ～～～悲しい。あ～～～こわい。岩下志麻。ご飯をもらえない子供達が、おひつからご飯を食べてしまい、それを見つけた岩下志麻が激怒し、女の子の口に手でご飯をぎゅうぎゅうつめて、食いたいんだろっーーーーっと叫ぶ形相。。もーダメ・かわいそすぎ。ひどすぎる岩下志麻。・・横道にそれましたが、女の子は１０円の望遠鏡をみせられ夢中になっているうちに捨て子になってしまうのでした。そしてこの映画のあと、東京タワーは捨て子の名所になっていったのでした。。

オーマイ！！！うそです！！！↑↑こんな風には決して東京タワーはなりません。これは悪夢の東京タワー妄想でした。関係各位ひつれーいたしました。

と一部では言われる、アンチ製東京タワーの王者。あまりにもよく見るので、どうやらおみやげ品ではないか・・と思います。ま・どちらでもよいのですがやはり大きさ・出来とも良し！です。国会議事堂、皇居、楠正成の像とからめたジオラマものも多いです。楠正成の像は九段の坂のまんなかへんに確か立ってます。（靖国神社のそば）。現物は大きいですぜ～。

意外に少なく３枚所持。西田佐知子の♪東京ブルースも確か夜のタワーのジャケだったと思いますが、？？少ないもんですねえ？平尾昌章の♪東京ロマンスウェイは、東京タワーを舞台にした映画の主題歌だったと思います。ミラクル・ヴォイスさんの♪東京３３３米が一番ステキ・ジャケです。あまりなかったということは、けっこう（株）東京タワー的には、肖像権！？にうるさかったのかしらー。みたいな。だって、東京・・とつけば、やっぱ東京タワーでしょう？・・なんか不満です。

和の世界。風鈴とお盆状の壁掛け。昭和な和室にお似合いアイテム。壁掛けはちょこっと描かれた雲が落ち着きます（金属製）。こんなものを真面目に飾った和室で、ゆったり口調で、お茶なぞをたてて、小津安二郎してみたい。。なこころ。

アンチのタワーが入ったジオラマもの色々。絵葉書を貼り付けたものもあります。右上の丸いのは、よくジョークにされる格言入りのもの。プラ製。自分のは＜努力＞でした。。手前においたのは、タワーをめざす大名行列こけし。

ヤフオクで＜古いこけしたくさん＞みたいなキーワードで、１０個くらいのもろもろのこけしと混ざって、出品されていました、このこけし。写真もハッキリしない映りで、特定できず、でも、やけに心に引っかかるのです。モヤモヤを心に１週間。悩んだ果てに、迷ったら買え！と脳からの信号をキャッチ。で落札しちゃいました。同時にスチュワーデスこけしも１匹混ざっていて、たぶんそれ狙いのヒトが２人競ったのですが、まあ安く落札できたので、ＯＫＯＫです。さてさてどうでしょうか？いかがでしょうか？タワーちゃんなのでしょうか？皆さんはどう判断されるでしょうか？

下の部分の半円のＲは前後に２本です。厳密にいえば４本なければいけないと思うのですが、推測するに、４本キッチリと書けば正面からみたときに、両サイドのＲのはしっこが前面にはみだしてしまい、こけし的な美観を損なってしまうのではないか、と作者・書き職人は判断したうえに、２本に省略したのではないか？と想像します。昨今のフィギアなどと違い、こけしのリアリズムは厳密主義ではなく、雰囲気主義であり、＜こうです＞という説明調よりも＜こんな感じ＞というアバウト感が、まず表出される、ということはお好きな方にはわかっていただけると思うのですが。加えて言えば、そんな＜なんだ？これ？＞的なアバウト感こそ、面白いこけしの魅力の第一条件だと感ずる次第です。・・・・フゥー！硬い！プッ！必死！・・・あ～こけし学会原稿の下書きのようになってしまいました・・・状態はあまり良くなく、リボンも色褪せちぎれ、顔もかなり日焼けした真夏顔なのですが、自分的にはおずおずと・・ＶＩＰ認定でっす～。

日本世界ＮＯ１かるた。まだ発展途上の時代だった昭和３０年代では、日本の、いや世界のナンバーワン！ということは、日々の生活のなかで夢のある希望の☆キラキラな、自慢できるものだったのは、たやすく想像できます。富士山、東京タワー、アーーンド！力道山。お国自慢！いまの時代ではなかなか言い出しにくい雰囲気ですし、正々堂々と自慢できるものは、な・か・な・か、見つかりません。期間限定の自慢ならプチプチありそうですが、気分はすぐ変わってしまいます。

しかしこのロケットとちびロケットをつけた落下傘は何でしょう？！何か当時をゆるがせた快事件があったのでしょうか？そしてまたダイヤの６のトランプのいまいちなにげすぎる選択。リキの写真無断掲載のびみょうな程よい大きさや、色合いの派手派手感、あいまってプチ・シュールなドキドキ感をかもし出しています。駄玩具に共通する自由さは何か解放感があって、この世のユートピアの入り口をつくっています。ハッキリ言って、この物件・自慢ですっ！！！

当てくじタワーも、自分はタワーの土産物売り場タワー（オフィシャルというか）よりもゼンゼン好きです。勝手に色づけされてたりするところが、くすぐる！でしょう？もうちょっとやそっとのタワーにはそそられない、こちとらタワーのプロまたはベテランいや大年増なんです。（プチ悲しい～）